膝の内側の痛み（鵞足炎について）

膝の痛みにはいくつか種類があります。

 

ここでお話しするのは、鵞足炎です。

 

鵞足と言われるのは、３本の筋肉がガチョウの足の指が３本くっついているように膝の内側の下に骨に付着しているからです。

 

ここが痛むと膝の曲げ伸ばしはもちろん、足を地面に着くのが痛いです。

ひどくなると腫れて熱を持ち、ピカピカ光ってきます。

 

これをそのままにしていると結構痛みがひどくなり、なかなか治りにくいです。

 

この鵞足炎の原因は、３つの筋肉、

縫工筋、薄筋、半腱様筋の緊張が強く、その付着部である鵞足部を引っ張ることにあります。

 

この３つの筋肉はそれぞれ働きが違い、ストレッチはなかなか難しい所です。

湿布や鎮痛剤は痛みに対するもので、その原因にはアプローチできていません。

 

では、どうすればよいのか？

 

それは、体重のかかり方を本来の状態に戻すことにあります。

 

多くの場合が、左右のつま先の向きが異なっています。

そして、足の外側で歩いています。

靴のすり減り方が左右違うことが多いです。

 

体を左右に揺らし、下肢が捻じれ、内側が引っ張られながら歩行しています。

 

こういう場合の施術は、緩んだところを引き締め、緊張しているところを緩める鍼をしてから、背中を揺らすDRT整体で背骨の位置を本来の状態に戻していきます。

 

施術後は、日常の立ち方、座り方、歩き方について説明させていただきます。

体の使い方が本来の状態に戻れば、鵞足炎の痛みは自ずと改善されます。

 

施術とその後の姿勢とご自身の意識で、本来の状態を取り戻しましょう。