「ギックリ腰、やっちゃいました・・・」

急なギックリ腰は、不意に起こるので厄介ですよね。

 

「昨日、物持ち上げてギックリ腰になりました。

たいして重くなかったんですけど・・・」

 

さて、ギックリ腰って、本当に急に起こるんでしょうか？

 

これ、No！です。

 

一般的な腰痛は大きく３つに分類されます。

①筋膜性

②椎間関節性

③椎間板の問題

 

不意に起こるギックリ腰は、ほぼ①の筋膜性腰痛の急性のものです。

 

よく耳にする「筋膜」が擦れて、炎症を起こす状態です。

 

この筋膜が擦れる原因は、普段から筋膜どうしがべったりはりついてこすれていることにあります。骨盤が後ろに倒れているといつも筋膜どうしがべったりくっついた状態になります。

だからたいして重くない物を持ち上げただけでも「ギクッ！」となります。

 

満員電車でお隣の方とべったりくっついていると、衣服が擦れますよね。

急ブレーキがかかると、激しく衣服が擦れます。

急性の筋膜性腰痛がまさにこんな感じ。

 

筋膜どうしに余裕があると、摩擦が少なくてすみます。

 

それには、普段から骨盤がしっかり起きた状態、背骨がS字カーブを保っておくことが大切です。

当はりきゅう室では、施術後に正しい姿勢の保ち方や、セルフケアをお伝えしております。

 

でももし、急に腰痛が起きたとしたら、腰のマッサージは厳禁です。

まずは安静、そして痛くない楽な姿勢で休み、下肢の緊張を取りましょう。

無理せず、ゆっくり動き出してください。

 

健康は一日にしてならず！

姿勢を整え、明るい笑顔の毎日を過ごしていきましょうね。